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I・W・C(IWC)の主要腕時計
インヂュニア(Ingenieur)
1868年の創立まで遡ることのできるIWCの企業理念をこれほど見事に体現している時計のシリーズは他にほとんどありません。りりしく機能的な外観を持つケースの内部には、次々と技術的進歩が詰め込まれてきました。これは、「インヂュニア」シリーズが1950年代半ばからずっと機械式時計のテクノロジーの限界を押し広げてきたことの証拠でもあります。
1980年代初め、IWCが最初のチタン製ケースを作り始めたとき、超薄型の「インヂュニア・チタン」(レファレンス番号3350)は、この種の時計の先駆けとなりました。その後1991年に、「インヂュニア500,000A/m」(モデル番号3508)によって、IWCは500,000A/m(アンペアメーター)という耐磁性を持つ機械式腕時計を生み出すことに成功しました。そして、この記録は今もまだ破られていません。
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スイスの時計メーカーですが、伝統的な時計産業の中心地とはかなりはずれたシャフハウゼン(ドイツ国境の近く)に本拠を置き、独自の技術を駆使した時計作りを続けるメーカー。
特に耐磁時計、チタン素材の使用、ペトランシステムの開発、2499年まで時刻合わせ不要の永久カレンダーなど、マニアにとっては堪らない時計を数々発表しています。
I・W・C(IWC)歴史
ボストンの時計職人であったフローレンス・アリオスト・ジョーンズがスイスの北東部シャッフハウゼンに、時計職人にして実業家のヨハン・ハインリッヒ・モーザーと共に1868年に創業。
敢えて、時計メーカーの集まる西部を避けたのは、当時建設が進められていたライン川の水力を利用した大規模発電所を期待したこともあるのですが、それ以上にアメリカ式のオートメーションを時計の世界に取り入れようとして、スイスの職人たちに反発を受けていたから、ということもあります。
IWCが躍進するのは20世紀に入ってからで、特に航空機の発達と共に重要性を増したパイロットウォッチの製造では他を圧していました。
その後も独自の技術を重視し、2000m防水でチタンケース採用のオーシャンシリーズ、耐磁性能に優れたインヂュニアなど、実用性と機能性を兼ね備えたプロユースの時計を作り続けています。 |
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